14期養成コース インド思想史がスタートしました
今日、4月6日は14期養成コースのインド思想史、興津香織先生の初日の講義。
わたくしたちのインド思想史は、本当に錚々たる先生に来ていただいています。
金岡秀友先生、前田専学先生、そのお弟子さんの、宮元啓一先生とご担当いただきました。
そして、10期から、興津香織先生に4期にわたっておいでいただいています。
今日は思想史の概論ということで、インダス文明から、イスラム教がやってくるところまで。
3000年以上の歴史を3時間でやっていただきました。
この中に、わたしたちが日々唱えているマントラが育まれ、ヨーガの発生と発展が含まれています。
「ヨーガ的」なことは、世界中にありますが、「ヨーガ」はインドにおいて生まれ、発展しました。
その実際を、この、インド思想史とヨーガ理論で追体験できるように学んで参れたらと思います。
今回、初回の講義に参加して、あらためて思ったのは、今のインドの社会も、連綿と、今日習った歴史とつながっているということ。
ヴェーダからウパニシャッド、そして、お釈迦様とイスラムの教え、それがそのまま、今のインド人の血肉になっていること。
日本の茶道や柔道と同じで、確かに、一般の人はそこまでヨーガの実践はしていませんが、彼らの心のふるさととして、ヴェーダやウパニシャッド、そして、そこに含まれるヨーガの原型が生きていると思います。
例をあげれば、昨年、こんなことがありました。
デリーの住宅街の小さな公園に、菩提樹の樹がありました。
その樹の下で、少し目を瞑って座っていると、それまでおしゃべりしながら、ぐるぐるウォーキングをしていた主婦の皆さんが、話す声を少し絞ってくれるのです。
修行者が、まだ、大切にされています。
モディ首相も、聖職者には最敬礼をします。
誰もが、自分の心をより上手に扱えるようにする方法、ヨーガ。
あの亜大陸の人たちが織りなして来た考えを、もう一度、14期の皆さんと学び直して、秋からのヨーガ理論をよりエキサイティングなものにしたいと考えております。
副院長 友永乾史
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