2004年12月22日
そして午後遅い時間から シバナンダヨーガ・ベーダンタセンター へ。
1 階から 4 階まですべてがセンターの建物。場所を確認して、近所でサンドイッチをつまんで、コーヒーを飲んでもまだまだ時間があったので、建物の階段に座って読みかけの本を読むことに。
近くに中学か高校があるみたいで、その下校時間と重なり騒がしい。こちらはダウンタウンに近いせいなのか送り迎えの車は一台もなし。ほとんどがアフリカ系の生徒。とにかくうるさい。制服を来たガードマンがあまりに度が過ぎた生徒をたしなめている。なんだか友達同士みたいなのでお互い楽しそう。本をあきらめて大きなティーンエイジャー達が弾んでいるのを眺める。
シバナンダとは友永ヨーガ学院が師事しているディバンライフソサエティ ( シバナンダアシュラム) 創始者のスワミ・シバナンダのことです。弟子たちがそれぞれ、ディバインライフソサエティ(スワミ・チダナンダ)と、 シバナンダヨーガ・ベーダンタセンター(スワミ・ヴィシュヌデーヴァナンダ)、そして翌日に訪れるインテグラルヨーガ(スワミ・サッチダナンダ)などに別れています。
受付の雰囲気はとても柔らかで、旅の途中であることを忘れてしまいそう。
受付の裏には食事をできるスペースがあって、毎日午後 2 時 45 分には無料で野菜スープがふるまわれ、木曜の夜にはサットサンガ(お話会のようなもの)があるそう。そんなインドのアシュラムのような雰囲気。ちなみにインドのディバインライフソサエティーでは毎日 200 食以上の食事をサドゥー(苦行者)たちにふるまっています。
ディレクターに挨拶して、 4 時からのオープンクラスに参加。初回だけは無料で体験できました。 2 階の細長いスタジオに通され、講師のライアンという 40 歳くらいの白人男性に紹介されました。初めのマントラからオームを唱えて、レッスン開始。まずは呼吸法から。カパラバティとナディーショーダナをそれぞれ 30 回ずつくらい。ライアンがリズミカルに音頭をとってくれます。リズムが独特で気持ちよかったです。
アーサナはいわゆるシバナンダヨーガ=オーソドックスなハタヨーガ。太陽礼拝から始まって、頭立、肩立ちまで。間に数回シャバアーサナが入ります。レッスンには 10 名ほどが参加していて、頭立があるので、わたしには今日の 3 クラスの中では一番難しい。 5 分程度のシャバアーサナをして、終了。
ライアンはところどころポイントを伝えてくれて、自信に満ちて教えてくれました。
着替えてトイレを借りていると食堂から夕餉の匂いがして、共同生活が営まれる暖かさが伝わってきます。常に人が居るところにはそういう温度がこもるのでしょうか。これは正にアシュラム。騒音が絶えないニューヨークの中心で、こんなに静かで温かな場所をキープしてきたこのセンターの人たちの日々の積み重ねを尊敬します。
夕方のサットサンガにも誘われたのだけれども、夕方は宿を提供してくれている友人とパーティーに出かける約束をしていたので行けませんでした。次回は是非お話を聞いてみたいと思います。ニューヨーカー達がどんな話をして、どんな風に話を聞いているのか見てみたいです。
後記
「なんでサットサンガに出ないんじゃい!」と、昔の自分を叱っておきました。
当時、わたしはまだ30歳。誘われるがままにパーティーを選んでいるのが笑えます。
泊めてもらった友人の学校時代の友達の関係だったか、アーティストさんの個展のオープニングだったような。
また、これを読んで、NYの人たちの話すことと同じように、わたしたちの話すことも大切であることに思い至りました。当たり前といえばそうですが。
サットサンガを東京でももう少し頻繁にやっていこうと思います。
2021年2月12日
。
댓글